琉球旅行の話。中篇

前篇でミーティングとかカッコ付けているが、挙式と披露宴、ハネムーンを兼ねているというだけの話。

2日目

天候、曇り後晴天。

挙式、披露宴が夕方まであり、
その後、友人の部屋で呑み。

自部屋に戻るとホテルからのサービスで夫婦箸を頂きました。こういう粋な計らいは心が温まりますね。

その後嫁と息子が寝落ち。

やるしかない。
チャンスは今だと内なる自分が囁く。

という訳で、エロゲソングを熱唱しながらプライベートプールを泳ぎ回る。

このプールでエロゲソングを熱唱する客が今迄にいただろうか、いやいない(反語)

沖縄よ、これが僕だ。

近所迷惑も甚だしい。

既に3日目、朝5時前に就寝。

3日目

二日酔い、酷くはないが嫁に運転を任せ那覇空港へ。

道中、「漫湖」を見つけテンションが上がる。
「中学生かよ…」
嫁の呆れ声は無視…否、車窓から吹き込む風の音に掻き消された。

昼過ぎ、石垣島へ。
那覇が割と都会だった為、石垣島の方が想像していた「沖縄」を感じることが出来た。
カフェ等寄り道しつつ景色を堪能。

チェックインを済ませ、部屋に荷物を置く。
おぉ。またホテルからの粋な計らいが。

昨日と全く同じ夫婦箸を頂きました。
これゴールドムーンとか貰えませんかね？

いざ晩飯。
嫁も飲む予定なのでタクシーで移動。
へい、タクシー。〜ってトコまでお願いします。

タクシーの運ちゃん「んぁ〜、どっちから行けばいいんっけ？」

？！

それ観光客に聞く？！
困惑しつつも到着。変な料金稼ぎの様な道筋では無かった。運賃1,000円ジャスト。お礼を言いお別れ。
さぁ、晩餐だ。 

個人的なポリシーで食事の写真は撮りたくないのだけど。後の人生で食えるかどうかわからないので撮ってしまった。

石垣牛サーロインステーキ。旨い。
舌に乗せたら最後、甘美に溶けていく。
余韻を味わいながら喉の奥へ。
其処へ石垣の地ビール「ヴァイツェン」をチェイサーとして流し込む。

これが贅沢か。これが贅沢だ。

最初は肉のそのものを味わい、次に多彩な調味料を組み合わせる。
シンプルに。しかし大胆に。多彩な表情を魅せる石垣牛。
御馳走様でした。

先程のタクシー会社へ連絡し、御迎えに来て頂く。

運ちゃん「農道って知ってる？こっちの方が近いんだよ」

おぉ。ドヤ顔を見なかった事にすれば行きの運ちゃんより心強い。

運ちゃんには悪いが近い=運賃安い。

つまり此方の家計が助かる。

ありがとう。

運賃1,120円を支払い帰宿。

その後ホテル主催の星空ツアーなるものに参加。
写真を撮りたかったがどちらかといえば
「双眼鏡で見る」事を重視していた為、
撮影は禁止(まぁ当たり前か)。

8月、喧嘩していたとは言えペルセウス座流星群を一人で撮りに行ったのもあり、今回は嫁に満喫して欲しく子守担当を申し出てガイドさんの話のみ聞く。
双眼鏡、渡されたが覗く事は無く。

新月、更には意図せずに牡牛座流星群のピークという事もあり満天の星空と流れ星を肉眼で複数確認。

水平線付近まで星が見える。すげぇ。

ツアー終了、酔いと眠気と星空でテンションがウザい嫁と寝た子供は宿に戻り、先程のスポットより写真を撮る。

三脚、荷物になるから持って来なかった事が悔やまれるものの丁度良い漂着物にカメラを固定して。

使いたるはTokinaの11-16mm,F2.8通しの超広角レンズ。
まぁ型落ちだしcanon純正のLレンズにゃ太刀打ち出来ないが。
元々星空を撮る為に買った訳じゃ無いしね。

iPhoneをレリーズとして使用し、煙草を吹かしながら流れ星を待つ。

来ねぇ。映らねぇ。帰るか。

帰り道、水着パーカーの美女2人と彼女らを侍らせている男に星空の撮り方を訊かれる。
リア充め…と思いつつ専門用語を控えつつ例え話で説明。

頑張れ青年。
多分同い年位だけど。

深夜1時に就寝、朝5時前に起床。

明け方、上記ポイントでもう一度流れ星に挑む。

わーい撮れたー。小さいけど。

という事で中篇終わり。

次回予告、琉球旅行の話。後編
開幕、ジャイアンリサイタル。