Coffee Breaker

ひとやすみ、しませんか。

追跡の話。出川哲郎篇

 

これを読む貴方はTV番組
出川哲郎の充電させてもらえませんか?」
を知っているだろうか。

 


要約すれば
出川哲郎氏が電動バイクを駆り、
行く先々で充電させてもらいながら
目的地に向かう人情縋り旅である。

 

 

そして嫁はこの番組の大ファンであり、
僕も一緒に晩飯時、眺めている。

 


4月某日夕方。
「出川が…あの番組のロケで
    岡山にきとる!らしい!!」
と、嫁がテンション高めな報告。
会いに行こうぜェ?と言わんばかりの
表情で僕の言葉を待つ。

 


ぶっちゃけ興味無…
くはないか。いや出川氏に興味は無いが。
ファンの方すみません。

 


僕の興味、それは
「断片的な情報を集め、移動先の分からない
    人物に辿り着けるかどうか」である。
まぁ有名人なのでやり易くはあるが。

 


嫁と目的は違えどWin-Winな旅となる。
二つ返事で了承し、作戦会議を開く。

 

 


岡山の県北に位置する真庭市
湯原温泉から津山へ向かう途中で
宿を取った、という情報をTwitterで得る。


情報が乏しく、尚且つ津山の土地勘が無い。
思い当たる名所と言えば鶴山公園
津山城周囲の桜の名所であり、
それに伴う祭も開催される。

 

 

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ここで出川氏を迎え討つ。
嫁曰く「出川は9時頃動き出す」
との事で、出川氏到着予想時刻に間に合う様
鶴山公園へ向かった。

 


任務開始。

 


道中も随時、彼の目撃情報を調べる。
ちなみに嫁は車酔いし易いのでドライバー。
僕が情報収集担当、息子が癒し担当。

 


9時を過ぎた辺りから目撃ツイートが
続々と投稿され始めた。

 


「動き出したみたいやわ」

 


Twitterの性質上、
ニュース気取りのアカウントでない限り
その情報がリアルタイムかどうか
判別するのは難しい。

 


なので、
女性且つ、画像付きツイートをしている
アカウントを優先する事にした。

 

 


何故か?
女性は情報共有が早い事、尚且つ
助手席に乗る事が多い。
即ち、直ぐにスマホを触れる環境の人が
多いと判断した為。(個人的意見)

 


車中でのすれ違いが多い
この番組のロケならではのやり方を選ぶ。

 

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ふむ。

 


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出川氏には目もくれず背景からヒントを探す。

 

 

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大体読み通りのルートを通ってるな。

 

 


以降出川氏の有力目撃情報が得られず、
鶴山公園へ到着。
息子と遊びながら出川氏を待つ。

 


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どこやねん。

 

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だからどこやねん。

 


公園手前で充電タイムに入ったらしい。
屋台の軽食を頬張り、花見を堪能する。
その後、出発したとの情報を得る。

 

 

 

野次馬ギャラリーも増え、出川氏の到着を待つ。

 

 

 

 

 

 

…が、いつまで経っても来ない。
そして目に飛び込む、
出川氏が鶴山公園をスルーしたとの情報。

 


…やられた。

 


車へ戻り次はどこで迎え撃つか思案していると。

 

 

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橋野食堂と稲葉氏の実家は目と鼻の先である。
成程、これは信憑性が高いのでは?

 

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しかし、

情報を聞きつけた野次馬ギャラリー達により

渋滞を引き起こしている旨のツイートも。

 


目と鼻の先が裏目に出たか。
ならば迂回するのみ。
道は繋がっているのだ。

 

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雑か。

 


スムーズに回り込みが出来、
稲葉氏の実家へ到着。

 

 

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人多ッ!
道路の反対側にも野次馬ギャラリーが。

 

僕らも野次馬なのは内緒である。

 

そして待つ事30分
癒し担当の息子はずっと爆睡中。
出川氏中々出発しねぇな。
そんな事を思っていると。

 


「出川、大通りに出たらしいぞ!」

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おっさんが騒ぎ出し、
連れと共に大通りに向かって駆けていく。
…が、誰が信じられようか。

 

 


でも僕と嫁は知っている。
彼が、
橋野食堂にいる人間と連絡を取っていた事を。

 

 


嫁と相談する。
「連絡取ってたし、
   あのおっさんの方が信頼できそう」
嫁の判断で、大通りに出る。

 

 


…信号付近。あれは。
カメラのズーム機能を使い望遠鏡代わりに。
あの特徴的な原付。

間違いない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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で、

 

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で、

 

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で、

 

 

 

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出川アアアァァアァァ!!!!
と井森さんと縫田D!!!

 

嫁もテンション上がりすぎて、
「ホアアァアァァー!!!」とか言ってた。

 

 

 

 


任務完了

 

 

結局、僕達を含むおっさんを信じた
数人のみ彼を目撃し、
稲葉氏の実家にいた大勢のギャラリーは、
彼の姿を見る事は無かった。

 

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余韻に浸りつつ帰投した。

そして。

 

 

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今回の任務を経て、思う事。
「やっぱSNS信用出来ねェわ」

 

追跡の話。出川哲郎篇 完

一人旅の話。鴨川・江ノ島篇

刻は2014年夏まで遡る。


僕は、疲弊していた。

 

純粋-ピュア-だった僕は
社会の荒波に飲まれ、
社会の人間の汚さを知り。
疲弊していた。
純粋-ピュア-だったので。

 

全て投げ出して引き籠る。
その直前で僕は。


「一人旅してみるか」


いつも通りの朝。
いつも通り昼迄のんびりし。

 

 

 

 


誰にも告げず、旅に出た。

 

 

 

 

 


一人旅初日

千葉県鴨川市某所。
岡山から6時間程。
まだ晩飯にありつけていない。


真っ暗やんけ。
コンビニも無いし。


そんな中、唯一灯りが点いていた店。
こんばんは、と入店。

 

 

木目調の店内、
カウンターのガラスケースには魚、
厳つい大将。


注文の品が届き、美味しいながら
殆ど無表情で頬張っていると。


「どこから来た?」


と話しかけて下さった。
まぁ、大荷物抱えてたらすぐ判るか。


軽い自己紹介と何気ないやりとりの後。
自分の悩み、打ち明けていない筈なのに。

 


見通したかの様な、道を示す言葉。
それは我慢を重ね、疲弊した心に刺さり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日僕は、泣いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

回らない寿司屋のカウンターで。

今思えば酷過ぎる絵面である。
大将は生暖かい目で僕を見ていたが、
完全に自O志願者だと思われたに違いない。


一応、一人旅という弁解はしておいた。


「御馳走様でした」
大将に礼を言い、ホテルへ。

 

 


風呂に浸かり、部屋へ戻る途中。
受付の人に呼び止められた。


「お電話です」


ホテルどころか
旅の事すら誰も伝えていないのに?
いや、一人だけ知っているか。


「明日の午前中、ウチに来い」


先程まで聴いていた声色。
寿司屋の大将だった。


「わかりました」

「おう、それじゃおやすみ」

 

 

 


何だかわかんないけど、
明日が楽しみだなって。
久しぶりに、そう思った。

 

 

 

 


一人旅二日目

言われた通り寿司屋に出向く。
まだ開店すらしていない時間。


「おう、来たか」


カウンターに座り、
ちょっとまってろと言われ、数分。
目の前に置かれた皿には、西瓜(スイカ)。

 


まだ20年程度しか生きていないが、
間違いなく言える。

 

 

人生で、一番美味い西瓜だった。

 

 

「次は何処行くんだ?」

江ノ島です」

「そうか、良い旅にしろよ」


もう貴方と会えただけで充分良い旅です。
別れ際、大将と握手を交わす。
いかん、また泣きそうだ。


「御馳走様でした。絶対に、また来ます」


僕は大将を、彼の言葉を、この握手を。
生涯忘れないだろう。

 

 

 

気持ちを引き締め、
次の目的地、江ノ島へ。宿は鎌倉に取った。


待ち受ける新しい出会いに胸を踊らせ。
その日の夜。


僕は、外国人に囲まれていた。

 

それより少し前、昼過ぎに鎌倉到着。
重たい荷物を降ろす為、
すぐにチェックイン。


レンタサイクルを借りて、江ノ島を目指す。
マリンな風味の建屋や水着のチャンネーを
眺めながら走る。


片道一時間掛かった。
グーグルマップ上では
そんなに距離無いと思ったんだけどなぁ…


鎌倉に戻り、晩飯。
洒落た居酒屋に入るも特にイベント無く
宿に戻る。

 

これを読む貴方は、
ゲストハウスをご存知だろうか。
安値だが部屋を他の客とシェアする宿。
元は海外のバックパッカー向けらしい。


興味本位でこのゲストハウスを選んだ。
受付とカフェ&バー、二階がシェアルーム。


このバーにて軽食を食べながら
マスターの海外旅行話を聞いた。
ぶっちゃけあんま覚えていない。


そして気づいた事がある。
客は複数人いた。だが、


日本人が僕しかいねぇ。


同じく一人旅のイケメン外国人に
話しかけられるも英会話どころか
HelloとかXVIDEOS程度の単語しか
思い浮かばない。


マスターに通訳してもらいながら
なんとか意思疎通。
英会話できる人カッケェ。


無論、シェアルームなので
寝る際も外国人に囲まれている。


荷物大丈夫かな…とか
掘られないかな…とか心配しつつ、
サイクリング疲れで寝落ち。

 

 


一人旅三日目
チェックアウトを済ませ、東京へ。
ちなみに尻は無事でした。
僕の純潔-ピュア-は守られた。


渋谷、新宿、秋葉原をフラつき、
その後帰宅の途についた。

 

 

 

 

新幹線にて今回の旅を思い返す。
様々な人と出会い。
自分の世界が如何に小さいかを知った。
明日からまた頑張れるチカラを貰った。

 


自分探しの旅で自分を見つけた。
なんて事、聞いた事ないけど。
元より自分探しの旅ではないけど。

 


「一人旅、また行きてーなぁ」

 


流れる景色を横目に。
行き。真一文字に結んでいた口許は。
帰り。少しだけ綻んでいた。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


え?なんで鴨川と江ノ島を選んだかって?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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エロゲー聖地巡礼

一人旅の話。鴨川・江ノ島篇 完

出張の話。新潟篇

仕事柄、出張はあまり無い。
年に1〜2回あるか無いか程度。

 

1月、既に東京/横浜出張(正確には研修)があり
「片道3時間半つらいよぉ、ふぇぇ」
と思いながら秋葉原ではしゃぎ、
ガンダムベースでテンアゲ↑↑したばかりである。

 


今年は多忙期の為、仕事での長旅は無いと踏んでいた矢先

 


カチョ-「ちょっと新潟行ってくんね?」

僕「ウィッス」

 


と、緊急クエストが舞い込んできた。

 


僕「他に誰かいるんですか?」

カチョ-「A先輩とB先輩」

 


Oh...

簡単に説明すると
A先輩は尊敬している、が僕はあまり好かれていない。
B先輩も尊敬している、がA先輩と仲が良い。

 

 

あれ?これ出先でハブられるパターンじゃね?

まぁなるようになるさ。

 

 

 

 

 

・初日(移動日)
片道8時間

 

岡山→東京

暇。

 

 

東京→新潟

暇。

 

 

新潟→某所

A先輩がローカル線の手動ドアに挟まれた。
「グハッァ!!」とか久々にリアルで聴いた。

後は閑散としたホームでスポーティなジャージを着た
意識高い系おじさんがエアハードル走をし始めた。
見なかった事にした。

 

 

 

 

22:00 到着。

3人で居酒屋に入り日本酒と海鮮料理を愉しむ
…が、23時で店が閉まるのですぐに撤退。

 

A先輩は手動ドアのダメージがデカかったのか、先に帰宿。

 


街に灯りが無い中、B先輩と歩き
やっとありつけた場末のスナック。

 

店内にはママさんともう三人の女性、
客はカウンターに一人、40歳手前くらいか。

 


最初に年下のかわいい雰囲気の子が先輩の横に座り、
その後おばさん(以下ババア)に変わった。

 

 

ぶっちゃけ僕はこの場限りの人を相手に
金を払う事に抵抗のある人種だ。

 


願わくば水商売の店より美味しいものが食べたい。
酒とか飲みたい。しかし付き合いも大事。

 


なのでやる事は一つ。
そう、カラオケ。

 


カラオケ、それは自分も楽しみつつ場を盛り上げる事も出来る、スナックでの唯一の楽しみ。

 

 

何歌おうかなーと考えていると、

ババアが勝手に米津玄師のLemonを選曲。おい。

 


歌い切ったら拍手、
ババア曰く「この曲いれても歌ってくれる人少ない」との事。
でしょうね、勝手に選曲したらね。

 

 

先輩は歌うのが苦手、他の客もいない。
ずっと俺のターンである。

 

これを読む人生の先輩方は
「当たり前だろう」
と思うかもしれないが、スナックでカラオケを歌う時は
・1990〜2000年又は直近の流行曲
・音程に拘らず楽しそうに歌う
この二つを意識すると盛り上がり易い。個人的意見。

 

さぁ行くぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

テレレッテ! テレレッテッテ-!
テレレッテ! テレレッテッテ-↓

 

GOLDFINGER’99/郷ひろみ

 

間違いなく盛り上がる。先頭打者にはもってこいの曲。
サビ前に全力でカモーンヌ!!って叫べば尚良し。
上着を着ているなら最後のジァパァンン!!で
半脱ぎすれば完璧である。

 

場が暖まったところで次。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユ.ユ.ユ-エスエ-!
ユ.ユ.ユ-エスエ-!

 

U.S.A./DA PUMP

 

ピークは過ぎたがまだハズれない。
全部は無理だがサビだけ踊れるのでレッツダンシング。
ババアも立ち上って謎の挙動をし始めたが放置。バグだろうか。

 

 

その後も色々歌い、タイムアップ。
最後は客までタンバリン鳴らしてくれてたのでありがたい。
楽しんでくれたなら何よりです。


無事ババアのバグも解消されたらしい。

 

 

帰り際、お姉さんから
「30代?選曲的に」
ーーー失礼な。ぴちぴちの25歳です。

 

 

 

 


・二日目
やっと仕事。
こちらが客とはいえスペシャリストの方々と
接する事が出来た為、非常に得るものが多かった。

 

 

終わって懇親会。
海鮮料理と日本酒をご馳走になった。
ありがとうございます。

 

 

昨日、周辺に店が無い事を確認済みなので
タクシーを使い、夜が栄えている街へ。

 

キャバクラに連れていかれテキトーに過ごす。

だってカラオケ無いんだもん。

 

 

ホテルに帰宿しエレベーター内。
談笑しながら最上階を目指す…が。
一向に着かない。

 

 

 

 

とても恐ろしい 集団心理である…
まだか、なぜ着かない、一体どうなってるんだ、遅すぎるぞ。


『なぜなら!!!もうお分かりだろう!!!』
『誰も・・・ボタンを押していないのである!!!』

 

B先輩が酔った勢いで激しいをブチかます

 

早く着いてくれーーー!最上階ーーー!!
早くーーー!!!

 

『そう!!誰も!!

   最上階のボタンを押していないのである!!!』

 

一階にて某漫画を連想する様な茶番劇もとい
密室殺人未遂を繰り広げ、無事部屋へ。

 

 

 


ちなみにこのホテル、揺れる。
とっても細長いので、揺れる。
新潟は風が強いので、揺れる。

 

ホテルで船酔いとう謎現象は中々エキセントリックだった。
アダルトチャンネルで気を紛らわせつつ寝落ち。

 

 

 

 

 

・最終日
仕事を終わらせ昼から帰宅の途。

飲み代によりあまりお金が無い為
必要最低限のお土産を買い、新幹線のホーム。
あと少しで新幹線が来る、という時。

 

A先輩「あ、お土産を店に置き忘れた」

 

唐突にドジっ娘属性を出す先輩。
そこにシビれる!あこがれ…ないかな…

 

とりあえず後輩風を吹かせダッシュで取りに行く。
ここで僕だけ乗り遅れた方がオチとしては最高だが、
何とか間に合った。

 

 

 

 

そして8時間の帰路に就く。
間も無く、寝不足からか強い眠気が訪れる。

 

「そういやハブられなかったなぁ…」

 

なんて事を考えながら、眠気に身を委ねた。

 

 

 


出張の話。新潟篇 完

 

激突!第一次息子大戦!!の話。+α

 

とある日の夕方。
嫁が友人と飯に行った。
ゆっくり息抜きしておくれ。

 

 

家に残るは一歳の息子と僕。
「子守」という重要なミッションが始まった。

 

 

先ずは多少残っていた家事を優先で片付ける。

主婦ってすごいですよね。

休日は手伝うものの一通りの家事を毎日だもんなぁ。
嫁にこっそり感謝しつつ家事を終わらせた。


待たせたな息子よ。
物心付くまで厳しく言うつもりは無いが、
9時には寝てほしいところ。


だが昼寝が長かった為元気いっぱいである。
なので遊んで疲れさせる。
遊ぶには玩具がイチバン。

 

しかし、ある程度の玩具を買い与えてはいるが最近は飽きたのか悪戯…もとい破壊活動する事が多い。
まさに怪獣と化している。かわいい。
でも畳んだ洗濯物蹴散らすのは勘弁して下さい。

 

このかわいい怪獣を喜ばせつつ疲弊させる妙案は無いものか。

 

 

 

 

 

 

 

ある、あるぞ。
とゆーワケで。

 

 

 

 

 

 

 

 

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息子を疲れさせる兵器(オモチャ)を創ろうか。

 

この手の玩具は作例が付属しているモノなのだが。
その冊子は息子の手により破かれ、もう手元に無い。

ブログ書いてる今になって表紙に作例の一部がある事に気付いたのは内緒である。

 

まぁなんとかなるだろ。
とりあえず手を動かせ自分。

 

 

 

 

 

 


よし出来た。

兵器(オモチャ) No.1

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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車を創ってた筈なんだけどなぁ…。
ベイブOード、ビーOマンに並ぶ三大破壊兵器の一つに突然変異してしまった。しかも有人。


まぁいいか。

怪獣を寝かしつけ、バトルフィールドに燃える俺達の朝焼けを拝む為に。抱えた夢は高く熱いぜ。
元ネタわからなかったらゴメンナサイ。

 

●結果

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作戦開始10秒後に後輪破損により行動不能

 


オーケイ、この程度の兵器(オモチャ)が通用するなんてハナから思っちゃあいない。

 


兵器(オモチャ) No.弐

 

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凝った名前をつけようとしたが、僕のネーミングセンスが皆無の為諦めた。圧倒的語彙力不足。
両翼にマウントされたミサイルが直撃すると、爆風云う名の脇こちょこちょが息子を襲う。

 

●結果

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息子の攻撃によりパイロット負傷、
戦闘続行不可。


あかん、そろそろネタが尽きてきた。


兵器(オモチャ) No.すりー

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過積載された武装と云う浪漫。
力こそパワー。
全5門の砲台が唸りを上げる。
浪漫砲が直撃すると爆風と云う名の(以下略

 

●結果

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全砲門破損及びパイロット負傷により戦闘続行不可。


むすこっょぃ。
良いだろう、ならば奥の手だ。

 

 

 

 

 

 

 

 


兵器(オモチャ) No.Ⅳ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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目には目を、歯には歯を。
人には人型を。
ここに来てまさかの両生具有である。
自分が創ったものの教育に悪すぎる。
片寄った性癖が目覚めない様祈るしか無い。

 

Oーマスをコアとした蒸気駆動(適当)。
スチームパンク感は皆無だが皆様のイマジネーションで補正して欲しい。
左手に大剣、右手には盾。
股間の装備は緊急時に短剣として使えるとか使えないとか。
盾にマウントされたミサイルが直撃すると爆fu(以下略

 

これが我が工場が生み出した最終兵器だ。
推して参る。

 

 

●結果

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全損。

 

その後は既存の玩具で遊んだりお絵描きしたり洗濯物を蹴散らした後かわいい怪獣は床に就いた。
嫁も帰宅したので僕は我慢していた勝利の美酒を味わう。

 

こうしてありふれた一日が過ぎていくのであった。

ちゃんちゃん。

 

 

 

激突!第一次息子大戦!!の話。完

 


さて、世間では年の瀬。
今年は皆様にとってどんな一年でしたでしょうか。
出会い・別れ、成功・失敗、
得たモノ・失ったモノ…。

僕やこのブログを読んでくださっている貴方。
人それぞれ幸、不幸な物語はありますが来年は今年よりもっと良い事に溢れています様に。

 

来年もちんたら更新していく予定ですのでよろしくどうぞ!
それでは、良いお年を〜。

温泉旅行の話。有馬篇

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僕は年に一度、高校の友人達と共に旅行に行くのが慣習となっている。

 

 

目的は温泉。

 

 

温泉街をぶらつき、各々特色のある湯に浸かり

あったかぬくぬく。

 

 

実にオヤジ臭い。だがそれがいい

 

 

愛媛の道後、グンマーの伊香保、兵庫の城崎を経て

今年は同じく兵庫の有馬。

日本三古湯や三名湯として名を轟かせる温泉である。

わくわく。

 

 

 

ここで愉快な仲間達を紹介しようと思う。

 

 

R

ドライバー兼おしゃれ担当。

自撮り大好きインスタグラマー。独身。

 

T

イケメン担当。

体調不良の嫁を置いて堂々たる参戦。

 

K

ブレイン担当。

最近増えつつある米津玄師のにわかファンに対して

深い憎しみを抱く。独身。

 

I

イケメン担当その2。元走り屋。

伊香保旅行時、覆面パトカーの見分け方について語った

数分後に覆面パトカーに捕まるという高等技術を魅せて

くれた。

 

一癖や二癖では収まらない。

全て語るなら三日三晩では終わらぬ猛者達。

 

戦友と書いて「せんゆう」と読む。

 

 

そのままじゃねぇか。

 

 

 

 

 

 

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いざ、出発。

天気、曇り時々雨。

 

何故かこのメンバーで出掛けるとお天道さまを拝めない。

誰だ雨男。

 

 

因みに行き先は有馬温泉以外フリー。

 

 

 

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喰われるT本。

とりあえず須磨水族館で時間を潰す。

その後新神戸I場を拉致し、有馬温泉へ。

 

 

 

 

宿にログイン。

 

部屋は和室。

旅館の和室と云えば「あのスペース」で通じるであろう広縁で煙草を吹かし、旅館概要を読む。

 

 

 

雰囲気に酔いしれていると、

唐突にファミマの入店音が部屋に鳴り響く。

 

車を停めに行っていたR太がオートロックにより締め出されてしまった為インターホンを押した模様。

 

 

なんでファミマなのよ。

雰囲気台無しだよ。

ファミチキください。

 

 

晩飯まで温泉街散策。

 

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街道を練り歩く。

所々漏れ出る蒸気が良い味を出している。

 

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晩飯は神戸牛しゃヴしゃヴ。

枚数は少ないが一枚のそれがボリューミー。

なのでしゃヴれない。

普通の鍋と化していた。

 

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(撮影:R太)

 

他愛無い話が盛り上がり大浴場で延長戦。

露天風呂で全裸の漢5人が語る。

 

 

余談ではあるが僕達が唆し、R太が気になる女の子にクリスマスの週に会えないか誘いのLINEを送信した。

 

 

 

 

23時頃まで風呂を堪能。

お?ここの宿、卓球部屋があるぞ?

 

 

突如開幕、卓球大会。

3回トーナメントを行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

結果、全てK助が優勝。

圧倒的な高速サーブで敵を打ちのめす。

っょぃ。ヵてなぃ。

 

 

 

 

 

 

翌日。

 

早々に旅館からログアウトし、再度温泉街散策。

目指すは金の湯、銀の湯という有馬温泉でも有名な

公衆浴場。

 

銀の湯に5回入れば金の湯に入れる、とはR太の談。

なんだそのチョコボール方式。

 

 

また一つ余談を。

温泉街の散策途中にムキムキマッチョ軍団が現れた。

部活の遠征っぽい。

T本「あれ茶道部やで」

あの筋肉で茶道部

お椀回し過ぎじゃなかろうか。

 

 

冗談と余談はさておき金の湯到着。

 

含鉄塩化物泉という事で湧き水は透明だが風呂自体は

酸化により黄土色に濁っているこの温泉。

ぬるゆ(42℃)とあつゆ(44℃)の二つに別れているのは

幅広いニーズに対応する為か。

 

無論挑むはあつゆ。

いざゆかん。満を持して片足を黄金へ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう、熱いというか痛い。

すね毛が焼ける感覚がする。

 

膝まで浸かった所で「ァァアンッゥ!!!!と奇声を発しながら

ぬるゆへ。

逃げたんじゃない。戦略的撤退だ。

 

ぬるゆでウォームアップをして再度あつゆへ。

何だ大したことないじゃないか。

あつゆから出たら首から下が真っ赤になってました。

 

 

 

さて、温泉後と云えば瓶の牛乳ですね。

普通に飲めば良いモノを、男同士が集まると悪ノリが

始まる。

 

 

 

 

 

 

 

牛乳早飲み対決。

⚫︎ルール説明

・開始の合図はコインを回転させ、完全に停止した時。

・瓶は包装を剥ぎ、キャップは装着したままとする。

・一番先に牛乳瓶を置いた者を勝者とする。

・噴き零し対策としてバスタオルを自身の前面に展開する事。

・騒ぐ、喚く等他人に迷惑を掛けない事。

 

以上。

コイン役は僕に任された。

 

 

 

 

左の人差し指でコインを立て、右の同指で弾く。

同時に牛乳瓶を掴む。

 

割と力を込めた。20秒は回る筈。

否、それは安定したフィールドに於いての話。

一瞬の油断があった。

 

ーーー段差。

年季の入った椅子。細かい段差が存在している。

遠心力のバランスが崩れ、コインが揺らめく。

 

ーーー静止したッッッッ!!!

コンマ数秒出遅れたがキャップを勢い良く外し、牛乳を喉に流し込む。

空気も同時に吸い込み、食道が、胃が拒否反応を起こすが其れを更なる牛乳で塗り潰す。

 

勝つのは、誰だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎結果発表

同立一位:I場、R太(約4-5秒程度)

三位:僕(+0.5秒)

棄権:T本、K助(+55秒)

 

 

茶番劇も終わり銀の湯へ。

おぇ、リバースしそう。

 

 

 

 

 

 

割と普通の温泉でした。

さて第二次早飲み対決。

 

 

 

 

今回の指定飲料は有馬サイダー。

ルールは基本同じだがキャップは既に外されているのが唯一の相違点。

皆が覚悟完了した所でK助がコインを回す。

 

 

 

今回は段差が殆ど無い。

予想を超えた外乱は無いか思考を走らせつつ、

コインを注視する。

 

ーーー静止。

 

一斉に瓶を口に充てがう。

 

勝つのは、誰だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⚫︎結果発表

   全員棄権

 

炭酸の逆流には勝てなかったよ…。

 

 

炭酸繋がりで、有馬温泉では有名な炭酸煎餅という

モノがある。

店も幾つかあるが、その中でも目を引くのが

 

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(撮影:R太)

 

5秒て。理不尽にも程がある。

しかし、馬鹿5人衆はその理不尽に立ち向かう。

 

100円を払う。

はいどうぞ!の掛け声と共に焼きたての生炭酸煎餅を渡される。

急いで口に含む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ァァアンッゥ!!!!

 

いや無理だろコレ。熱すぎ。

5秒後に賞味期限の意味を理解する。

興味がある方は是非有馬温泉を、そしてこの湯之花堂本舗さんを訪れて欲しい。

火傷には気を付けてね。

 

その後はお土産を物色したり

調味料ガチ勢K助は山椒を求めたり

異人館へ行ったらリア充しかおらず独身2人が心を折られたりして今年の旅は無事終了。

 

来年は何処に行こうかね。

 

以下、旅の写真を幾つか。

 

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堂加亭さんの看板。初見でドゥカティと読んだのは内緒。

 

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LINEの返信が無くヘコむR太

 

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雰囲気は良いが只のトイレ。

 

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ニモ!

 

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僕。飲んではいけない水を…(撮影:R太)

 

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ねたばれ。(撮影:R太)

 

以上。お付き合い頂きありがとうございました。